econ81日記

経済や投資を勉強していくブログ。

ファイナンシャル・プランニング技能検定に興味を持つ

ファイナンシャル・プランニング技能検定(以下、FP技能検定)は、保険・住宅購入・老後資金などのお金に関する相談役であるファイナンシャル・プランナー(以下、FP)向けの資格です。

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自分がプランナーにならなくても専門家に相談すればいいのでは?……と思わず、最終的には自身で判断して決めるべきでしょう。なんでもかんでもFPに相談する訳にもいきません。

このブログのテーマとも言える金融資産の運用やライフプランニングですが、それを語っていくにしても土台となる知識を身につけていくべき教材として注目します。

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試験範囲

学科試験と実技試験で行われます。ここでは大まかなカテゴリと概要を述べます。大半のFP技能検定のテキストは、下記6つ(A~F)に大別されているでしょう。

学科試験

2級も3級も上記A~Fのカテゴリに差はありません。

A. ライフプランニングと資金計画

社会保険、年金の仕組み。それ以前に、FPとしての考え方・手法・倫理といった基礎的なことも含みます。

B. リスク管理

リスクは”危険”ではなく”不確定なこと”を指します。ここで言う不確定はマイナス要素であり、生命保険・損害保険などの仕組みについてです。

C. 金融資産運用

投資信託・株式/債権投資などを扱います。個人的には、特にここのカテゴリに惹かれます(笑)。

D. タックスプランニング

所得/税額控除・所得税の申告と納付・個人住民税・個人事業税などを扱います。確定申告に関連した内容です。

E. 不動産

不動産の取引・法令・税金を扱います。

F. 相続・事業継承

相続や贈与に関する法律、税金を扱います。

実技試験

Ⅰ~Ⅲのうち、いずれか1つを選択します。

Ⅰ 個人資産相談業務

Ⅱ 保険顧客資産相談業務

Ⅲ 試算設計提案業務

詳細は下記参考にて。

※参考:3級 試験範囲 | 日本FP協会2級 試験範囲 | 日本FP協会

試験スケジュール

試験実施日ごとに確認しましょう。下記は参考程度まで。詳細は公式サイトの試験日程ページよりご確認ください。

  • 試験実施月:2022年5月の例
    • 受検申込期間:3月10日(木)~3月31日(木)
    • 試験当日:5月22日(日)
    • 合格発表:6月29日(水)
  • 試験実施月:2022年9月の場合
    •  受検申込期間:7月5日(火)~7月26日(火)
    • 試験当日:9月11日(日)
    • 合格発表:10月24日(月)
  • 試験実施月:2023年1月の場合
    • 受検申込期間:11月8日(火)~11月29日(火)
    • 試験当日:1月22日(日)
    • 合格発表:3月2日(木)

FP技能検定を取得する意味

基礎知識を体系的に学べますが、広く・浅くという点から、専門性が高い資格とは言い難い、と言われています。業界的に一般常識のレベルで、仕事をするにしても他の士業(税理士、公認会計士、etc)と連携しなければ何もできないとまで言われているようです。よって、就職活動や転職活動の履歴書に記載しても、スルーされてしまうでしょう。

  • 税務相談 → 税理士
  • 会計監査 → 公認会計士

FP技能検定が就職関係で有利になるわけではありませんが、資産形成や保険・年金に対してまったく知識がないのであれば、体系的に学べる教材であることは間違いないです。

最後に

FPを合格するのは、知識を習得できたかどうかを確認するのは良いと思います。しかし、最終目的は金融資産を運用し、税金を軽減できないかを自分自身で検討できるようになることだと考えます。合格するための勉強ではなく、土台作りのための習得とするべきでしょう。

参考文献

この記事を書くにあたって読んだWeb記事を以下に示します。

更新履歴

  • 21/01/08:節の追加(FP技能検定を取得する意味)
  • 21/01/05:新規作成