確定拠出年金の概要について調べてみました。
※今回の記事は、どちらかというと企業型確定拠出年金を念頭に書いています。
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確定拠出年金とは
- 確定拠出年金は、私的年金である
- 拠出する掛け金と加入者の指示によって運用する
これだけで分かる人もいるかもしれませんが、以下、もう少し噛み砕いてみます。
分からない文言を調べてみた
言葉ひとつひとつを読み取って、正確に捉えたいと思います。
拠出とは
お金を出す側/受け取る側といった立場による説明を引用します。
支払う立場からみた言葉
保険や年金の掛け金を出す、支払う、または納める(納付;のうふ)ことを「拠出」と言い、保険の掛金を「拠出金」とも言う。 保険や年金の場合、掛金を納める段階では拠出と言い、保険において事故、怪我、病気、死亡などで保険金を受け取る、また年金において所定の年齢に達し受け取る場合は「受給(じゅきゅう)」と言い、受け取る人を「受給者」や「受給権者」と言う。受け取る立場からみた言葉
保険金や年金を受け取る立場からは、毎月拠出を継続し、所定の年齢に達して受給できる受給権者となる。
今回の私は受け取る立場です。企業型であれば、支払う立場は自身が所属する企業です。
何が確定しているのか
Wikipediaを読み進めると、、、
老後の受給額の目標金額を現役時代に加入者が確定しておき、将来の受給額から逆算した掛金を現役時代に支払う年金のことである。すなわち、老後の受給額を前もって確定した年金である。
……本当に?
将来どれだけのお金が必要になるかなんて経済状況によって変わってくるだろうし、運用するならできるだけ多くの金額が受け取れるように考えていきたいと思うのが普通ではないでしょうか??
……これは怪しいと思い、別のサイトを参考にさせていただきました。おそらく、こちらのページの内容が正解です。
第11回 確定給付型と確定拠出型、何が「確定」しているの!?
確定拠出年金は元々、Defined Contribution Plan が語源であり、Defined = 確定、Contribution = 拠出 と訳したところに由来しているようです。
実際は、Defined は"確定された"という意味ではなく"定義された"であり、定義されているのは掛金額の算出式です。企業型であれば「給与×一定率」といった式が定められていて、一定率は給与水準や勤続期間など各企業によって異なります。よって、目標金額を確定するという意味ではありません。
また、「確定拠出年金」は、別名「掛金建て年金」という名称があるようです。まだこちらの方が分かりやすかったのですが、日本の法律や制度では採用されなかったようです。確定拠出年金の言葉の意味を企業のサイトが明確に説明していないのは、政府や法律およびその関係者を批判することに繋がるからなのでしょうか…。
Wikipediaに書かれている内容は変なのですが、曲解すれば、受取時にどれだけの金額を受け取ることになるのかは把握しておくべきというのは間違いないでしょう。確定拠出年金の各サイトでシミュレーションができるので、そちらを利用して把握することにより、今後の運用計画を立てるのも良いでしょう。
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最後に
入社当時、訳も分からず設定し放置していましたが、投資に関して調べていたら、「そういえば確定拠出年金があったな・・・」と思い出し、見直そうと思い始めました。投資に無関心だと、これぐらいの認識しかない・・・・・・というのは、私だけじゃないと思いたい…。
参考文献
この記事を書くにあたって読んだWeb記事を以下に示します。